行事教育の重要性


日本の行事を子どもに伝える

節分の行事が終わり、娘を持つ我が家では さっそくおひな様を飾りました。

まだまだ雪が散らつく寒い日が続きますが、なんとなく春めいた気分になります。

今日は日本の行事について お話ししようと思います。


日本には伝統行事がいくつもあります。

地域によって その形は様々だと思いますが、どの行事にしても 子ども達に伝えたいと思っています。

ひとつひとつの行事には意味があり、目には見えないものに対しての感謝や祈願が

多いので、子どもに正しく伝えるのは難しいと思いますが、形だけでも教えたいと

思います。


行事を教えるといっても 口頭で教えて子ども達が理解する というのは無理です。

それを体験し、毎年意味を教わったり 親の姿を見て理解していきます。

成長するにつれ 手伝ったり参加したりして理解を深め、親となった時に次の世代へ

伝えることになります。


何をどう伝えるか なんて難しい考えは必要ありません。

親がしているように伝わるので 親が大切に思っていればいい訳です。

お正月に年神さまを迎え、節分には厄払いをし、桃の節句は娘の成長を、

端午の節句には息子の成長を祈願します。

他にも初詣で一年の無事を祈願したり、彼岸やお盆にお墓参りをしてご先祖さまを敬うこともあります。

その都度 習わしにならって決まった行いをしたり、決まった食べ物を頂くのも

楽しみなひとつです。


私が何故 こだわるのかと言うと、 情報があふれ 文明の進んだ便利な物に囲まれて

暮らしていると“目には見えない大きなもの”に生かされているということを忘れがちになってしまうからです。

食事の前の「いただきます」で手を合わせるように 感謝の気持ちを持って育たないと 傲慢な人間になってしまうからです。

本人はそれでいい と思っていても、結果的に豊かな人生は送れません。


世の中の成功者と言われる方は 必ず感謝の気持ちを持っています。

成功者を育てようとは思いませんが、日本の土地に根付いた行事を大切にして 

生かされていることに感謝し、親に感謝の出来る人になってほしいと思います。


出典: 幼児教室 ポップアップ