父の日


<父の日とは 2-1>

アメリカで、母の日に対して、男女平等の立場から生まれたのが父の日です。母を亡くし、父親に男手ひとつで育てられた女性が、父親にも感謝をあらわす父の日の制定を提唱したのが始まりと言われています。6月の第3日曜日を父の日としました。


出典: キノギフト



<父の日とは 2-2>

母の日が盛んに行われていた1910年に、アメリカのドット夫人が男女平等の立場から父の日を提案したのが父の日の由来です。


ドット夫人が父の墓に白いバラを捧げたことから、父の日のシンボルはバラとなっています。


毎日、家族のために働いてくれている父に感謝の気持ちを伝えるよい機会です。お父さんの趣味の品をおくってあげてもよいのではないでしょうか。


出典: 冠婚葬祭.com




♦詳細

<父の日の由来や起源(始まり)>

父の日は、母の日と比べて浸透度が低くく、例えば、母の日であれば「赤やピンク色のカーネーションを贈る」というのは誰もが知っていますが、父の日の贈り物と言えば?と聞かれると、首を傾げてしまう方も多いのではないでしょうか。


父の日に贈るプレゼントの代表的な物は、バラとなっています。母の日のカーネーション同様、赤色を贈るのが世界的に見て一般的とされていますが(すでに亡くなっている場合は、白いバラを捧げます)、日本においては日本ファーザーズ・デイ委員会が、日本では幸せの象徴とされている黄色を父の日のイメージからにしていることから、黄色いバラを贈るのが多いようです。


では、父の日の起源や由来は一体どういったものなのでしょうか。


<父の日の意味は>

父の日は、父に感謝を表す日とされていますが、勤労感謝の日=家の大黒柱として働いているお父さんを労う日、というのが定着しているためか、父の日はそれほど重要視されていない風潮もあります。


とは言え、お父さんの役割は働くことだけではないはず。


家族を守り、お母さんと一緒になって子供達を育ててくれているわけですから、そこに感謝の気持ちを持って、勤労感謝の日とは別にきちんとお祝いしたいですよね。


<由来は>

日本に父の日が知られるようになったのは、1950年代と言われています。


しかしながら、いまいち認知度が低く、実際に多くの人が知るようになったのは1980年代となっています。


また、父の日が一般に普及した理由には、母の日のように父の日も定番化させることで、売り上げアップを狙ったデパートや百貨店の販売戦略が関係していると言われています。


★ちなみに元々の父の日の由来や起源は?

父の日は、1909年、アメリカ・ワシントン州に住むソノラ・スマート・ドッドという女性が、教会の牧師に彼女の父の誕生日である6月に礼拝をお願いしたのが始まりと言われています。


軍人であった父が南北戦争に召集されると、母は女手一つで6人の兄弟を育てていました。やがて戦争が終わり父が戻って来ると、過労がたたったのか母は亡くなってしまいます。その後、父は一人で6人を育てますが、その父も子供達が全員成人したのを見届けるようにして亡くなってしまいました。


ソノラは、当時すでに母の日があったことを受け「父に感謝する日があってもよいはずだ」と1910年に牧師教会に嘆願書を提出します。


すると、1916年には28代大統領ウッドロー・ウィルソンが父の日の演説を行い、父の日が認知されるようになります。さらに、1966年になると36代大統領リンドン・ジョンソンが、6月の第3日曜を父の日と定めたことにより、1972年に国の記念日として正式に制定されました。


出典: 豆知識Press




♦豆知識

<父の日に贈る花の花言葉は何?黄色いバラ以外でもいいの?>

父の日の花と花言葉と黄色いバラ!


母の日に比べ、明らかに存在感が薄い「父の日」。実際に、父の日はいつなのか、何を贈るのが定番なのかなど、よく知らないという方も多いと思います。


父の日の発祥であるアメリカでは赤、もしくは白のバラを贈るとされており、日本では黄色のバラを贈るのが一般的となっています。いずれにしても母の日のカーネーションのように、父の日には花を贈るようです。


ではなぜ、父の日にはバラを贈るようになったのか。


そもそも、父の日とはいつ、誰が決めたことなのか。



<なぜ、父の日にバラの花を贈るのか?また贈るようになったの?>

父の日の正式な設立は1972年のことですが、その60年以上前に、アメリカ・ワシントン州に住んでいたソノラ・スマート・ドッドという一人の女性が「母の日があるのに父の日がないのはおかしい」と牧師教会に嘆願書を出したことが始まりと言われています。


ソノラの父は、亡き母に代わり末っ子だったソノラを含めた6人の兄弟を男手一つで育て上げた人物です。ソノラは、父が亡くなった後、父の誕生月であった6月に教会に礼拝を頼みました。


そして、その翌年の1910年には牧師教会に「母の日のように父に感謝する日を作ってほしい」と、お願いしました。


ソノラが切っ掛けとなり、1966年には父の日が定められ、さらに1972年にはアメリカの国の記念日として制定されたのです。


また、ソノラが父の日には墓前に白いバラを供えていたことから、父の日にはバラを贈る習慣が生まれたと言われています。


そして、ソノラの父が亡くなっていたことから、父がすでに亡くなっている場合は白いバラを、父が健在の場合は赤いバラを贈るようになったのです。


<父の日に贈るバラのそれぞれの色の花言葉は?>

父の日にバラを贈る理由がわかりましたが、では、健在する父へ贈る場合、赤いバラ以外は贈ってはいけないのかと言われると、その限りではありません。


特に最近は、赤以外のバラを花言葉から選んで贈る方も増えていると言われています。


では具体的に、色別の花言葉を見て行きましょう。


★ピンク色のバラには「温かい心」や「気品」という意味

★オレンジ色のバラには「信頼」「絆」という意味

★紫色のバラなら「尊敬」という意味

★青色のバラは「神の祝福」という意味

となっています。


★また、黄色のバラの花言葉は「嫉妬」や「友情」で、父の日にはふさわしくない言葉のように思えますが、日本では昔から黄色には幸せを象徴する色としてよいイメージがあることから、父の日に黄色いバラを贈るというのが一般的となっています。


<バラ以外で父の日に贈る花は何がいいの?花言葉は?>

毎年、父の日に黄色のバラを贈っているから、今年は何か違う花を贈りたいと思っている方もいらっしゃると思います。


その場合は、ひまわりはどうでしょうか。


ひまわりには「崇拝」「憧れ」といった花言葉があり、父の日に贈る花にぴったりですし、さらに父の日のイメージカラーである黄色の花でもあるので最近はとても人気が高まっています。


★父の日の花や黄色いバラのまとめ


母の日以上に言葉で気持ちを伝えるのが難しいと言われる父の日。


でも、花言葉に気持ちを託したら、素直に伝えることができるのではないでしょうか。


今年は是非、父の日に想いを込めたバラやひまわりをプレゼントしてみてはいかがでしょうか。


出典: 豆知識Press



<父の日のシンボルフラワーは?>

母の日にはカーネーションなら、父の日にはどんな花を? 実は、父の日はバラの花がシンボルなんです。その由来は、「ソノラ・スマート・ドットが父の墓前に白いバラを供えたから」「バラは十字架にかけられたキリストの血の跡に咲いた花だから」などの説があるようです。父の日も母の日も、教会でスタートしたこともあって、実はキリスト教につながっているんですね。バラの色は、存命する父がいれば赤、亡くなっていたら白という風に意味づけられています。


カーネーションやバラの花を贈るのはなぜ?

もともと、カーネーションもバラの花も、教会での式典で「胸につける」ものだったようですが、日本では「胸に花をつける」習慣がなかったせいか受け入れられず、いつのまにか「プレゼントする」ことが主流になりました。さらに、「男性に花を贈る」ということも一般的でなかったせいでしょうか。母にカーネーションを贈る習慣は広く普及したのに、父の日にバラの花を贈る人はあまり多くないようです。


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父の日、母の日それぞれに、南北戦争を背景とした家族の物語が秘められていたんですね。しかも、キリスト教教会に根差した行事としてスタートしていたなんて想像もしていませんでした。日本では、儒教思想を受け入れてきた歴史から年長者を敬う文化があるので、「まあ、起源はどうあれ、親孝行はしたほうがいいね」という感じで、父の日・母の日が普及したのかなと思います。また、外来の文化は、それぞれの国の風土に根付くにしたがってローカライズされていくもの。日本の父の日や母の日も、すでに日本独自の記念日として醸成されていると言えるのかもしれませんね。


出典: ガジェット通信